2007/08/08更新

確率の基礎

降水確率と、サイコロの1の目がでる確率は概念的に違う。
降水確率は、過去のデータを元に統計的に導き出された確率である。これを客観的確率、もしくは統計的確率と呼ぶ。
それに対し、サイコロをふって特定の目が出る確率は、主観的な予測に基づいた確率である。
つまり、実際にサイコロを無限回ふって、その統計的な結果から確率を求めることが最も公正な確率であるといえる。
なぜならば、サイコロは実際には重心が幾何的中心からわずかにズレていることもあり、それぞれの目がでる確率は、一様に分布するとは限らないからである。

一様分布

サイコロの目の出方は、1から6の目までほぼ均一の確率となっている。
このような分布を一様分布(uniform distribution)と呼ぶ。
C言語で使用する乱数は、標準で一様分布になっている。