GNUplot(ぐにゅーぷろっと)の使い方

★★★二次元関数のプロット

GNUplotを起動して、"plot_(スペース)_(一元関数)"と打ち込みます。
三角関数などは"sin(x)"のように、エックスを()で囲みます。
以下に関数の書き方の例を示します。

sin(x)...サインをプロット
log(x)...自然対数Xをプロット
abs(x)...Xの絶対値をプロット
2**x...2のX乗をプロット

sin(x)のプロット


2のx乗のプロット

また、合成関数は"sin(cos(x))"や、"log(x*sin(x))"などと書きます。
"replot"コマンドでプロットすると、関数を比較することができます。

★★★三次元関数のプロット

"splot_(スペース)_(二元関数)"を打ち込むと、三次元のグラフをプロットで
きます。
以下に関数の例を示します。

x*y...関数Z=X×Yをプロット
x**y...XのY乗をプロット
sin(x)+sin(y)...サインX+サインYをプロット

プロットしたグラフをドラッグすると、グラフを回転させることができます。
二元関数ではなく、一元関数でもかまいません。試してみましょう。
ちなみに、

sin(x)+sin(y)

と打つと、卵のケースの形になりますよ。

ファイルから座標を読み込む

座標データが記録されたファイルから、一括して自動的にプロットする事もできます。
例えば、以下のように”X座標、スペース、Y座標”と記録されたファイル"dat.txt"があるとします。
0 0
0.5 0.25
1 1
1.5 2.25
2 4
2.5 6.25
3 9
gnuplotを起動し、ターミナルで
gnuplot> plot "dat.txt"
と打つと、以下のようなグラフが表示されるはずです。

点座標だけでは見にくいので、座標間を直線で補完します。
gnuplot> plot "dat.txt" w l
と打ち込むと、

と表示されます。

プロットしたグラフを保存する

画像ファイル(PNG形式)で保存することもできます。
gnuplotを起動し、ターミナルで

gnuplot> set terminal png

と入力すると、

Terminal type set to 'png'
Options are 'small color picsize 640 480 '
gnuplot>

と表示され、このあとプロットする画像をpng形式で保存するようになります。
保存先のファイル名を指定するには、以下のように打ち込みます。
gnuplot> set output "example.png"
これで、プロットしたグラフは"example.png"というファイルに書き込まれるようになります。
そして、保存したいグラフをプロットします。
gnuplot> plot sin(x)
gnuplot>
グラフは表示されませんが、ちゃんとファイルに書き込まれています。