ひぐらしのく頃に

概要

同人ゲーム原作のサスペンスノベル。
「正解率1パーセント」を謳い文句にするほどの難解なサスペンスストーリーである。
4つの出題的な編があり、4つの種明かし的な編がある。
それぞれの編はパラレルワールドになっており、視聴者がその世界を覗き見ることで謎を解き明かしてゆくスタイル。
第一期で放送された内容は以下の通り 劇中での主人公は生存率33%ぐらいだが実際には・・・(生存と見せかけて後に死亡している。)
非常に残虐なシーンや、暴力的なシーンがあるので、たぶんR-15指定になっていると思われる。
基本的にハッピーエンドはなく、常にサスペンスな雰囲気が漂う。
推理サスペンスの要素も取り入れられ、綿流し編/目明かし編は極めて巧妙なトリックが用いられている。
少しネタバレすると→(祟りやゾンビや鬼などは存在しない。全てトリックである。)
ちなみに・・・アニメ第二期にあたる解答編はサスペンス性が薄く、少し無理のある設定で種明かしをすることになっているのでアニメ第一期作品から得られた恐怖を感じ続けたい人は見ない方がいいと思います。

ストーリー

主人公は転校生の前原圭一。
舞台は昭和58年のxx県鹿骨市雛見沢村(地区)。モデルとなった実在の地域は白川郷である。
前原圭一は転校して日が浅く、村の事をあまりよく知らない。よって、視聴者と同じ立場にある。
雛見沢村は凄まじい寒村ぶりで、主人公の通う学校では1クラスに幅広い学年層の生徒がいる。
クラスには同級生の竜宮レナ、学年が一つ上の園崎魅音、下級生の北条沙都子と古出梨香がいる。

登場人物紹介


Fig.1 前原圭一

前原圭一:「生存率0%、悲劇のヒーロー」
都会から雛見沢へ転校してきたばかりのイケメン。
そのルックスから、モテモテであるというのは想像できるだろう。
罪滅ぼし編で前原圭一の過去が明かされる。


Fig.2 竜宮レナ

竜宮レナ:「生存率の高いヒロイン」
前原圭一と同い年の美少女。
かわいいものが大好きで、お持ち帰り癖がある。
過去に男子生徒への暴力事件を起こしているらしい。
意外にも、アニメ第一期の中で最も危険なキャラの一人である。
「ひぐらしのなく頃に解」(アニメ第二期)のオリジナル編にて、村の唯一の生存者としてものすごい美人に成長した大人のレナが登場。


Fig.3 園崎魅音

園崎魅音:「生存率0%の善人」
前原圭一よりも一つ年上の美少女。
性格は男勝りで、無類のゲーム好き。この物語で唯一の善人かもしれない(笑)
893の跡取り娘であるが、前原圭一はそのことを知らなかった。
実は前原圭一のことが好きらしい?


Fig.4 園崎詩音

園崎詩音:「片思いのダークヒーロー」
ある意味もう一人の主人公で、魅音の双子の妹。
魅音よりも女の子らしい性格だが、思い込みが極めて激しい美少女である。
非常にサディスティックな面もあり、キレると手に負えない。
アニメ後半では残虐非道な悲しき狂人となってしまう・・・(合掌)


Fig.5 古手梨香

古手梨香:「精神年齢が高い幼女」
前原圭一よりももちろん年下の美少女
謎の多い人物で、全ての事件の真相をほぼ把握している。
口癖は、「みぃ」、「にぱー」など。語尾に無理矢理「なのです」を付けることが多い。
アニメ第二期で明かされるが、実はチートキャラである。


Fig.6 北条沙都子

北条沙都子:「脇役に近い一般人」
梨香と同い年の美少女
最も被害者的な立場にあり、かわいそうな過去を抱えている。
前原圭一に少し似た頼れる兄がいたが、その兄もある事件に巻き込まれて消息不明となりほぼ天涯孤独。
兄が行方不明になったのは「自分が頼りっぱなしで迷惑をかけたから」だと思いこみ、叔父の虐待を試練として受け止めるようになってしまった。

鬼隠し編

アバン:
突然、野球のバットが蛍光灯を砕き、場面が暗転する。 暗闇の中で若い男がバットを振り回して何かを砕いている。
力なく横たわる華奢な腕(っていうか、ネタバレすると→竜宮レナの腕) に返り血が降り注ぐ。
さらに殴り続け、血があたりに飛び散るが、男はそれでも殴ることをやめない。
・・・殴り疲れたのか、男はバットを足元に落とし、膝から崩れ落ちる。足元には二人の死体が。
バットを振り回していた少年は、主人公だった。

以下、本編
雛見沢村に住んでまだ間もない圭一は、休日に同級生の竜宮レナと一緒にスクラップの山を探索する。
レナ曰く、「宝の山」だそうである。というか、主人公はモテモテである。
やれやれと寝そべりながら空をみつめる圭一。そこに一人のカメラマンが現れる。

圭一:「うわ!」
???:「ああ、ビックリした」
圭一:「それはこっちのセリフですよ!」
???:「ごめんごめん、驚かすつもりはなかったんだ。僕は富竹。フリーのカメラマンをしている」

どうやらこのカメラマンは雛見沢村の自然を撮影しているようだ。 毎年この季節に野鳥の観察の為に訪れるという。

富竹:「彼女は、あんなところで何をしているんだい?」
未だにレナは夢中になってスクラップの山を荒らし回っている。
圭一:「ふっ、さあね?昔殺して埋めたバラバラ死体でも探してるんじゃないんですか?www」

富竹:「!・・・嫌な事件だったね。腕が一本・・まだ見つかってないんだろう?」

! ?

圭一:「え・・何・・が・・?」





続きは本編で!

綿流し編

アバン:
今度のアバンは鬼隠し編よりも遥かにキツイ!!
とりあえず隠し文字で書いておきます↓
いきなり壁に包丁を突き立てる梨香。
そして梨香は自分の首を包丁に突き刺し始める。何度も何度も。 苦痛で表情が歪むが、それでも自分の首を刺し続ける梨香。
何が起こったのか分からず、呆然とした表情で見ている魅音。それが徐々に無気味な笑いの表情へと変わる魅音。
梨香は自分の首に包丁を何度も突き刺し、ついに倒れてしまう。
それを見ていた魅音が大声で無気味に笑い出し、「綿流し編 嫉妬」のタイトルが表示される。

以下、綿流し本編
前回まで壮絶な関係だった前原圭一と竜宮レナと園崎魅音だが、いきなり復活&関係改善。
また仲のいいクラスメートという初期設定に巻き戻されたような展開である。
これはひぐらし特有の展開で、 各編はパラレルワールドになっているという考え方をすれば理解出来るだろうか・・・。 まあ、実際にはパラレルっていうわけではないのですが・・・。
アドベンチャーゲームに例えると、二週目ってヤツに該当します。 ちなみに、主人公は別の編で一周目(鬼隠し編)の記憶が持ち越されます。
それはさておき、本編
部活の一環で隣町のおもちゃ屋さんで、ゲーム大会を主催する魅音。
それに参加する部活メンバー達。
卑劣な手を使い、勝利した前原圭一は、景品のかわいい人形を竜宮レナにプレゼントする。

圭一:「かわいいものといえばレナだもんな。」
レナ:「わー、レナにくれるの?ありがとー」
圭一:「魅音には似合わないもんなwww」
魅音:「・・・そ、そうなんだよー。なんで男に生まれなかったのかなーなんて思ったり」

この時、前原圭一の死亡フラグが立った

その後、暴走し続ける魅音。
そして、ついに魅音はクラスメートの二人と村長さんと自分の祖母を殺してしまう。
前原圭一も腹部を刺されるが、一命を取り留める。
だが・・・

真相は目明し編で!