新世紀エヴァンゲリオン

概要

1997年頃に大ブームとなった巨大ロボットアニメ。
一部のヲタク達だけではなく、知識人達の口コミによる評判などもあって、当時はかなり話題になっていた。
最終回「世界の中心でアイを叫んだけもの」は賛否両論だったようで、謎の多い終わり方であった。
ちなみに、最終話の題名にある「アイ」とは、「愛」と英語の「I」をかけており、自己主張の事も表している。
中学生の主人公が成長してゆく過程を描いており、共感できる部分も多々あるのだが、その分過激な表現も多く見られる。

ストーリー

1999年にセカンドインパクトと呼ばれる災害で、人類は大ダメージを受けてしまった。
その後、その災害は「使徒」と呼ばれる生命体が、「ある物体」と接触したことによるものだということが判明した。
大災害から数年後。今後予想される「使徒」と「ある物体」の接触を回避するため、特務機関「ネルフ」が設立された。
2014年、使徒の再来から物語が始まる。

登場人物紹介


Fig.1 碇シンジ

碇シンジ:例によってイケメンの転校生。14歳の主人公。
父の命令によって、巨大生物兵器であるエヴァンゲリオンのパイロットとなる。
無気力で大人しい少年である。


Fig.2 綾波レイ

綾波レイ:エヴァンゲリオンのプロトタイプ、0号機のパイロット。14歳。
性格はクールビューティそのもの。無口・無愛想・寡黙という現実にはあり得ない女の子。
日本海軍の艦名(綾波)から命名。


Fig.3 葛城ミサト

葛城ミサト:エヴァンゲリオンを保持し、使徒と戦う特務機関「ネルフ」の指揮官。
過去に大災害を目撃し、そのショックで一時は口もきけなくなっていた。
日本海軍の艦名(葛城)から命名。


Fig.4 惣流アスカ・ラングレー

惣流アスカラングレー:2号機のパイロット。14歳。
性格はレイと正反対の健全な女の子。と、思いきや、とても暗い過去がある。
日本海軍の艦名(惣流)から命名。


名場面 -- 最終話 「世界の中心でアイを叫んだけもの」

シンジ:「現実世界は悪くないかもしれない。でも自分は嫌いだ。」

???:「現実を悪く嫌だと捉えているのは君の心だ。」

???:「現実を真実に置き換えている、君の心さ。」

???:「現実を見る角度、置き換える場所・・・これらが少し違うだけで、心の中は大きく変わるわ。」

???:「真実は人の数だけ存在する。」

???:「だが、君の真実は一つだ。狭量な世界観で作られ、自分を守るために偏向された情報・・・歪められた真実さ。」

???:「まあ、人ひとりが持てる世界観なんて、ちっぽけなもんや。」

???:「だけど、人はその自分の小さな物差しでしか、物事を計れないわ。」

???:「与えられた他人の真実でしか、物事を見ようとしない。」

???:「晴れの日は気分良く・・・」

???:「雨の日は憂鬱・・・」

???:「と、教えられたら、そう思い込んでしまう。」

???:「雨の日だって、楽しい事はあるのに。」

???:「受け取り方ひとつで、まるで別物になってしまう脆弱なものだ。人の中の真実とはな・・・」

???:「人間の真実なんてその程度のものさ。だからこそ、より深い真実を知りたくなるがね。」

???:「ただ、お前は人に好かれる事に慣れていないだけだ。」

???:「だからそうやって、ヒトの顔色ばかり伺う必要なんて無いのよ・・・」

シンジ:「でも・・・みんな、僕が嫌いじゃないのかなぁ・・・?」

???:「あんたバカァ?あんたが独りでそう思い込んでいるだけじゃないの。」

シンジ:「でも・・・僕は僕が嫌いなんだ。」

???:「自分が嫌いな人は、他人を好きに・・・信頼するようになれないわ。」

シンジ:「僕は、卑怯で・・・臆病で・・・ズルくて、弱虫で・・・!」

???:「自分が分かれば、優しくできるでしょう?」

シンジ:「・・・僕は僕が嫌いだ。」

「 で も 、 好 き に な れ る か も し れ な い 。」

シンジ:「僕はここに居てもいいのかもしれない・・・!」

シンジ:「そうだ・・・僕は僕でしかない!」

シンジ:「僕は僕だ。僕でいたい。」

シンジ:「僕はここに居たい!」

シンジ:「僕はここに居てもいいんだ!」


ワー ワー ワー




お め で と う



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「 ・ ・ ・ あ り が と う 。 」