シンジ:「現実世界は悪くないかもしれない。でも自分は嫌いだ。」
???:「現実を悪く嫌だと捉えているのは君の心だ。」
???:「現実を真実に置き換えている、君の心さ。」
???:「現実を見る角度、置き換える場所・・・これらが少し違うだけで、心の中は大きく変わるわ。」
???:「真実は人の数だけ存在する。」
???:「だが、君の真実は一つだ。狭量な世界観で作られ、自分を守るために偏向された情報・・・歪められた真実さ。」
???:「まあ、人ひとりが持てる世界観なんて、ちっぽけなもんや。」
???:「だけど、人はその自分の小さな物差しでしか、物事を計れないわ。」
???:「与えられた他人の真実でしか、物事を見ようとしない。」
???:「晴れの日は気分良く・・・」
???:「雨の日は憂鬱・・・」
???:「と、教えられたら、そう思い込んでしまう。」
???:「雨の日だって、楽しい事はあるのに。」
???:「受け取り方ひとつで、まるで別物になってしまう脆弱なものだ。人の中の真実とはな・・・」
???:「人間の真実なんてその程度のものさ。だからこそ、より深い真実を知りたくなるがね。」
???:「ただ、お前は人に好かれる事に慣れていないだけだ。」
???:「だからそうやって、ヒトの顔色ばかり伺う必要なんて無いのよ・・・」
シンジ:「でも・・・みんな、僕が嫌いじゃないのかなぁ・・・?」
???:「あんたバカァ?あんたが独りでそう思い込んでいるだけじゃないの。」
シンジ:「でも・・・僕は僕が嫌いなんだ。」
???:「自分が嫌いな人は、他人を好きに・・・信頼するようになれないわ。」
シンジ:「僕は、卑怯で・・・臆病で・・・ズルくて、弱虫で・・・!」
???:「自分が分かれば、優しくできるでしょう?」
シンジ:「・・・僕は僕が嫌いだ。」
「 で も 、 好 き に な れ る か も し れ な い 。」
シンジ:「僕はここに居てもいいのかもしれない・・・!」
シンジ:「そうだ・・・僕は僕でしかない!」
シンジ:「僕は僕だ。僕でいたい。」
シンジ:「僕はここに居たい!」
シンジ:「僕はここに居てもいいんだ!」